【施主ブログ】 じょりぱ 自然素材の家

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じょりぱです。ネイエ設計さんと和モダンな家建ててます!

ハウスメーカーへの希望内容


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こんにちは。じょりぱです。

 

今回は検討初期段階、ハウスメーカーへお伝えする希望調査内容について振り返ります。

 

私がお世話になったネイエ設計では設計契約が見えてきたあたりにヒアリングシート”なるものに施主の希望を書いていきます。他のメーカーさんでも形は色々あると思いますがWISH LISTみたいなものを出したりしますよね。

 

今回はその時の内容を5つ抜粋してお伝えします。

この程度の内容を伝えればこの程度の家が作れる、、、という一つの参考になれば幸いです。

 

また記事の最後では要望する際のコツもお伝えいたします。

 

それでは早速当時の要望内容を見ていきましょう!

 

Q1. LDKの配置は?

A. ひとつながりにはしたいが、単調な大空間ではなく、陰影やわずかなL字などで緩やかにつながるLDKが良い。LDK内で光の質が異なる空間が欲しい。

 

 

Q2. LDKで実現したいこだわりは?

A. 緑が見えるソファの配置、外とのつながりを感じる、ゆったりとした空間

 

 

Q3. 洗面所についての希望は?

A. 洗面カウンター1600mm以上

 

 

Q4. 脱衣所についての希望は?

A. 物干しバーが常に出ている室内干しスペース

 

 

Q5. その他

A. キッチン近くにヌック(暗めな空間、中で読書したい、仮眠をとりたい)

 

。。。こんな感じ。

 

今読み返すと、、、

 

なにを生意気な~~~(*´Д`)

 

って感じもあるけど同時に当初から結構イメージが固まっていたことも分かります。

 

 

設計もすべて終わった今、結局これらはどういう風に形になったのか。

それぞれ答え合わせしてみましょう。

 

 

Q1. LDKの配置は?

A. ひとつながりにはしたいが、単調な大空間ではなく、陰影やわずかなL字などで緩やかにつながるLDKが良い。LDK内で光の質が異なる空間が欲しい。

 

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いや~~L字になってますね!!

 

そしてリビングには横長の低めの窓が、ダイニングのには全開掃き出し窓が、キッチンには小窓がちょびっとついていることで異なる質の光が時間と共に変化しながら入るようになっています!!

 

アッパレ!

 

 

Q2. LDKで実現したいこだわりは?

A. 緑が見えるソファの配置、外とのつながりを感じる、ゆったりとした空間

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これがソファからの眺め(のはず)です。TVに向きながらも左右には外の緑が見えるような工夫がされています。また、掃き出し窓からはウッドデッキが伸び、室内がそのまま縁側のように外に溶け込んでいますね!!

 

これもアッパレ!

 

 

Q3. 洗面所についての希望は?

A. 洗面カウンター1600mm以上


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洗面カウンター1905mm、、、本気だしてきとる!!

 

いや参った!!

 

 

Q4. 脱衣所についての希望は?

A. 物干しバーが常に出ている室内干しスペース

 


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 固定のアイアンが洗濯機の前に入りました!アイアンなら使っていない時も見栄えバッチシ!

 

素晴らしい!

 

 

 

ちなみに洗面所と洗濯スペース合わせてこんなイメージです。
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Q5. その他

A. キッチン近くにヌック(暗めな空間、中で読書したい、仮眠をとりたい)

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キッチンとダイニングの近くにヌック入りました!ちゃんと直射日光が入らないように光を抑えて寝れるような空間ですね!

 

う~ん完璧!!

 

あ、ちなみにヌックって何??という方は是非こちらの記事をご覧ください。今回の記事に合わせて更新しておきましたよ!
joripa.hatenablog.com

 

 

 

こうやって改めて見ると全部入れてくださってるんですね、、、

 

 

最初の要望がいかに重要か分かります。

 

 

さて、ここで要望を出すときのコツをお伝えしたいと思います。

 

(業界は違えども)私ども設計者の立場からすると、お客さんが出す要望にも上手下手があります。

 

上手い要望とは、

①結果ではなく、やりたいことを述べている

②いらないものが明確になっている

③矛盾していない

ものだと思います。

 

 

①結果ではなく、やりたいことを述べている

例えばリビングの例。私は緑が見たい、とお伝えしました。

その結果、TVの左右で緑が見えるような想像を超えた素晴らしい間取りをご提案いただきました。

 

もし「TVの横に窓がほしい」と”結果”をお伝えしていたらどうなったでしょうか?100%このご提案はいただけていません。

 

何をしたいかをお伝えしてプロに任せる。それが大事です。

 

 

 

一方洗面所では1600mm以上のカウンターが欲しいと”結果”をお伝えしました。

 

その結果、1600mm以上のカウンターが付きました。つまりこの部分に関しては想像の範囲内だということです。これをやるのは自信がある時だけ、或いは明確なイメージがある時だけにしましょう。やりすぎると想像の範囲内の家しかできないので注意です。

 

 

②いらないものが明確になっている

今回書きませんでしたが、私の場合、バルコニーは不要、和室も不要、シューズクロークやウォークインクローゼットも不要と初期段階からお伝えしていました。

 

あれも欲しいこれも欲しい!だと結局全部詰め込んだ”普通の家”しかできません。

 

実はいらないものが明確になっているほど設計には自由度が生まれるんです!

要望を出す際、是非「何がいらないか」を夫婦で話し合ってみてください。

 

 

 

③矛盾していない

 色々な資料を見ているとこのパターン、結構あります。

 

例えば、広いLDKが欲しい。広い玄関が欲しい、広い洗面所が欲しい、広い庭、広い駐車場、、、、、だけど土地は狭い。

 

っておい!!!

 

または

 

天井高いほうが良い、沢山大きな窓つけたい、大空間LDKがいい、暖かい家がいい、リビング階段もいいな、、、、、、だけど金はねぇ

 

っておい!!!!!

 

ってやつです。やっちゃってないですか?

 

ある程度の矛盾ならそれを解決するのが設計の醍醐味ではあるのですが、ザ・矛盾はさすがに困ります。こういう要望の場合、、、結論として全てをふんわり叶えた”普通の家”を作るしかありません。。。


 

以上、これから家を建てる方、是非スムーズなコミュニケーションに役立ててください! ある程度プロに任せるような余裕を持った美しい要望は美しい結果をもたらします。

 

それではまた。

 

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