こんにちは。
じょりぱです。
間取りを作成する際、玄関のこだわりって果たして何を考えれば良いのでしょうか?
一番良く聞くのが
「ウォークスルーのシューズクロークを導入し、家族はそこを利用、メインの玄関はお客様用に」
というこだわり方だと思います。
勿論、これはとても良いこだわりだと思うのですが、同時に必ずしも皆さんに当てはまることではないと思うんです。
今回の記事では、ウォークスルーのシューズクロークを導入しようとしているけどなんかしっくりこない方を少しでも励ませたらと思います。
まず初めに、こだわりを見つけるには原点に立ち返り、
玄関の意味とは?
から考えてみたいと思います。
私にとって玄関とは
室内↔室外の儀式を行う場所で、
次の空間への期待をもたせる場所
です。
家に出る/入る際に私が行うルーティーンから、"室内↔室外の儀式"とは何なのか探ってみたいと思います。
まず、家を出る際、私が玄関で行う一通りの動作は、
カバンを置き、
収納を開けてコートを取り出し、着て、
靴を履き、
カバンを持ち、
妻に挨拶をし、
朝出すゴミ袋を持って、
仕事モードに切り替えて、
ドアを開けて出る
そして帰宅時、私が玄関で行う一通りの動作は、
ドアを閉じて鍵をかけ、
靴を脱ぎ、靴をひっくり返し、
コートをパタパタはたいて、脱ぎ、しまい、
風で乱れた髪を触り、
ふうっと息をはき、
家族モードに切り替える
です。
これをすべてやるには、機能性以上に
それなりの広さの独立空間が必要だと思いました。
そこで、少しでも玄関を広くするため2つのこだわりをいれました。
こだわり①
ウォークスルーのシューズクロークをやめ、壁面収納化。空間効率を最大に。
壁面収納にすることで、空間まるっとメイン玄関に使うことができます。
来客のためメイン玄関は綺麗にしておき、普段はウォークスルーのシューズクローク、、、ってよく言いますが、私は声を大にして言いたい。
「自分の家のメイン玄関は自分達が使うべき!!」
。。。いや普段からお客さんやゲストが沢山いらっしゃる方は別ですよ。
ただ私みたいに友人・家族・親戚が年に数回くる以外ゲストなんてほとんどいない方は自分のために玄関作りましょ。
こだわり②
アプローチ階段を設け、玄関前は平面に。室外から玄関と感じられるように。
です。
玄関は実は外から始まっています。アプローチや玄関前の平面をしっかりとることにより、扉を開ける前に、ふぅっとひと息、家族モードへの切り替えを行うことができます。
玄関の室内側だけを拡大しても玄関の外が狭いとあまり豊かではありません。
「内と外のバランス」も考えながらサイズを決めていきましょう。
また、次の空間への期待に対しても、
こだわりを2つ。
こだわり③
朝日が入るような場所に窓をあけ、朝開放的な玄関に
朝玄関の窓から明るい光りが入ることにより、平日の朝も元気をもらいながら扉を開けることができます。
また、帰宅時、リビングに対しての期待を上げるために、まっすぐ入ることは避け、
こだわり④
玄関入ったあと何歩か歩き、左に折れてリビングへ。
と変更してもらいました。玄関を開けたらリビングまで直通で見える”ネタバレ”を防ぐためです。玄関の突き当りを折れてLDKに入ったときに、はじめてLDKの景色がぶわっと広がります。そこまで行く数歩が大事なんです。
以上4点が私がこだわった点です。
こだわり①
ウォークスルーのシューズクロークをやめ、壁面収納化。空間効率を最大に。
こだわり②
アプローチ階段を設け、玄関前は平面に。室外から玄関と感じられるように。
こだわり③
朝日が入るような場所に窓をあけ、朝開放的な玄関に
こだわり④
玄関入ったあと何歩か歩き、左に折れてリビングへ。
人それぞれ大切にしたいところは異なるかと思いますが、
「ウォークスルーのシューズクロークを導入し、家族はそこを利用、メインの玄関はお客様用に」
だけが解ではないことをお伝えできたらと思います。
いかがでしたでしょうか。
今回の記事、楽しんでいただけた方は是非スターやブックマークを。
それではまた。