こんにちは。じょりぱです。
よくブログやyoutubeを読むと後悔ポイントとして挙げられている
「間取りのミス」
これについて、ミスを防ぐ方法がありますのでお伝えいたします。
それは能動的に家を考えることです。
打ち合わせ時に見せてもらえるパースやVRも勿論良いのですが、どれだけ見たところであくまでも受動的な情報なので細かいところまで気付けません。
能動的な情報が大事なのです。
アウトプットをすることによって自分が把握しきれていないところが浮き彫りになるので、ミスする可能性はグッと減らすことができます。
能動的に考えるためのおススメの方法は以下の三つ。
①絵を描く
②建築模型を作る
③毎晩妄想する
①と②は過去記事がありますのでまだの方は是非ご一読ください。
joripa.hatenablog.com
①と②については多少難易度が高いのかもしれません。
しかし、③なら必ず誰にでもできます。
毎日寝落ちするまでひたすら頭の中で「その家に住む」のです。
朝起きてから家をでる、夜帰ってから寝室で寝る、休日ずっと家でぼーっとする、バタバタしながら家事を行う、体調が悪い日、雨の日、晴れの日、夏の熱い日、冬の寒い日、両親が泊っていく、子どもが生まれる、、、
ありとあらゆるケースを具体的に、一人称で想像していきます。
「一人称で」
がキーポイント。あなたの視界でイメージする必要があります。
家の端から端までイメージできますか?
窓から見える景色は見えますか?
その時パートナーはどこにいますか?
イメージがしきれてない部分が見つかったら翌日図面を見ましょう。
図面↔頭の中で3D化
この訓練を毎日行うことでちょっとずつ誤差は少なくなってきます。
真に図面を読む能力と言えるでしょう。
これは施主側にも求められる能力の一つだと思います。
なぜなら設計者はプロとはいえ、施主の生活を完全に把握することはほぼ不可能だからです。
いつ帰ってくるのか。
先にテレビを見るのか、ごはんを食べるのか、お風呂に入るのか。
休日は家で寝るのか外に遊びに行くのか。
夫婦は横に並んで座るのか、向かい合って座るのか。
寝転がるのが好きか、座っているのが好きか。
こういった類のことは施主にしかわかりません。
短い打ち合わせの中ですべてを設計者に伝えることは到底不可能なのです。
なので必ず能動的に情報を整理し、夜な夜なご自分で生活をしてみてください。
また、こうやって能動的に情報を作っていくと、自然とこだわりがでてきます。
それがあなたの家のオリジナリティーになります。
身長に合わせ棚を10cm低くする、圧迫感を減らすために照明の高さを5cm上げる、登り降りを楽にするために階段の蹴上を19cmにする、こだわりというのは決して派手ではありません。自分の体に馴染むような空間づくりは自分にしかできません。
平面図を見て頭の中に空間が描けるようになってきたらしめたものです。もう大きなミスをすることはありません。
あなたはもうそこに住んでいる訳ですから。
、、、とはいっても勿論簡単なことではありません。かくいう私も担当の設計者さんからご指摘受けるまで見えてなかったこともありました。
・エアコンの風で紙の照明が揺れるリスクがあった
・壁紙とスイッチ、コンセント、照明、換気扇の位置と色味をイメージしきれていなかった
私もまだまだ精進です。
でもある意味この程度の誤差に納まっているんです。
頭の中ではもう一年も前から住んでいる訳ですから。
何千万円も払っていざ家ができて数日たったらもう「間取りの後悔」なんて寂しい気がします。
是非能動的な情報処理を行うことで大きなミスをつぶし込んでいただけたらと思います。
ちなみに畑は違えどプロの一設計者としては、、、図面をみて空間の匂いがしてきたら免許皆伝なのでは、、、と思っています。
自分の家の設計は終わりましたがまだまだ精進は続きます。
名建築の本などにはよく間取り図が書かれていますので、今はそれを見ながら世界旅行をしています。
世界旅行におススメの本をご紹介しておきます。
まだ匂いまでは感じられないけど、最近ちょっとだけ空気は感じられるようになってきた気がします。。。
。。。ってカッコつけすぎ?(;´∀`)
ということで間取りでミスをしない方法についてでした。
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それではまた。