こんにちは。じょりぱです。
上棟から約1ヶ月、順調に家の建築が進んでいる中、植栽の打ち合わせがやってきました。
設計フェーズが終わり、指を咥えて家が建っていくのを見守る日々だったので、何かを検討して決めるのは久しぶりです。
今回の記事では、
(1)植栽の打ち合わせ前の準備
(2)打ち合わせの内容
(3)参考文献
をご紹介できればと思います。
植栽の打ち合わせに関しては、私自信どんな準備をしてどんな会話があるのか全くイメージできず不安がありましたので、一例として、皆さんと共有できればと思います。
(1)植栽の打ち合わせ前の準備
何を準備していいかわからないなりに、まずはいつも通りリビングから見える景色のイメージを簡単な絵に落とします。
↑こんな感じで リビングでくつろぐ際にどの窓からも緑が見れたらいいなぁ。。。
このイメージを頭の片隅に置きながら、どんな植栽が合うのか、この一年間で撮りためた写真をざーっと見直しながら考えます。
今回はその中でも、お気に入りのものを一部ご紹介。
↑ネイエ高山モデル。この真ん中、一番背が高いのはユズリハです。普通はこんなにシュッとならずモサモサするのですが、ネイエ設計(と庭師の方)の手にかかればこんな美しい仕上がりに。
↑別のエリアのお庭。冬にも関わらず、ユズリハやアカマツなどが色味を加えており飽きさせません。
↑ヤマモミジ(...多分)。赤みを帯びた翼果がとてもきれいですね。イロハモミジよりも葉が少し大きく、切れ込みが少なく丸っぽい印象があります。
↑ユーフォルビア・ウルフェニー(...多分。ユーフォルビア・カラキアスはもっと背が高いらしいです) 黄~緑系の花がとてもきれいですね!
↑アメリカハナズオウ。きれいなピンクの花がびっしり付きます。あまり付きすぎると家には合わないかもしれないけどこのくらいにコントロールできたら素敵。
これらの写真と、皆様のブログと、本を読み漁って、好きな樹種とイメージを要望書一枚に落とし込みます。(おススメの本は後程紹介しますね。)
それがこちら!
ババン!
見づらいので要点部分を書き出します。
【全体イメージ】
紫~青、黄緑の花が好き
障子にシルエットを映したい
冬も色味が欲しい
四季が感じられる庭
南の庭は余白多め
実がなるもの最低一つ
さり気ない花、下向きの花が好き
【高木】
イロハモミジ
【中木】
ツリバナ
ナツハゼ
【低木】
コムラサキシキブ
こんな感じです。これにて準備万端!?
いざ、打ち合わせにGOです。
(2)打ち合わせの内容
果たして外構の打ち合わせってどんな感じなんでしょうか(;´・ω・)
多少の不安を抱えながら、これをもっていざ打ち合わせへ。
打ち合わせは建設中の敷地内で立ったまま行われました。
正直
「どんな庭がいいですか?」
ってざっくり聞かれるのかと思っていたのですが、
なんともう庭師さんのイメージができちゃっていました!
東の庭は沢辺を切り取ってきたかのようなイメージで割栗石ではなく、少し細かい河原砂利が敷かれ、木はアオダモとブルーベリーをメインに置きます。景石まで入ってるとは!嬉しすぎます。
南の庭は東から順にソヨゴ、ブルーベリー、シデノキでした。常緑と落葉、或いは高さが上手い具合のバランスで配置されています。
ブルーベリーは2本、異なる種類を近場に植えておくとよいと聞きますがこのように東と南の庭に一本ずつ、、、みたいな感じでも良いんですね!
いや、めちゃくちゃ良き。
一通り説明を受けたあとに、何かご希望などありますか?と聞いてくれたので、準備していた要望書をお見せすることに。
するとかなり好感触!
庭師の方もうん、うん、と頷きながら読んでくれました。
確かにご提案内容と要望書の【全体イメージ】を比較すると
障子にシルエットを映したい⇒東のアオダモ、南のブルーベリー
四季が感じられる庭⇒ブルーベリー、シデノキ
南の庭は余白多め⇒できてる!
実がなるもの最低一つ⇒むしろほぼ実がなる木w
さり気ない花、下向きの花が好き⇒ブルーベリーの花は下向きのカワイイ花!
と既に同じ方向性で作ってくださっていたことが分かります。
(まぁ基本的な内容なのかもしれないけど、、、( `ー´))
そして
南の庭にあるソヨゴ⇒ユズリハに、シデノキ⇒モミジに変えても全く問題ないよ!と言ってくれましたので、ソヨゴ⇒ユズリハの変更のみお願いしました。
これにて、
冬も色味が欲しい⇒ユズリハに!
もクリア。
なお、シデノキはそのままで、赤い花と小さい葉が特徴的なアカシデに種類まで指定させてもらいました。
そして最後の
紫~青、黄緑の花が好き
は下草を選ぶときに要望書を参考に選びますね!と言ってくださったので安心してお任せです。
といった感じでなんと1時間もしないうちにサクッと打ち合わせ終わってしまいました。密度はとても濃かった。
ちなみに要望書も素人なりに作って置いてよかったと思います。
理由は
・要望書を作る際に色々勉強するため、庭師さんの言っていることが理解できる
・ここまで勉強したぞ!という態度を示すことで、庭師さんに信頼してもらえる
・こちらが好きな傾向を伝えることで、これから決める下草などの方向性を示すことができる
などがあげられます。
やはり何事も人対人。良いものを作っていただくには、こちらも努力せにゃいけません。
それにしてもおかげさまでめちゃくちゃ良い庭ができそうです。
これにてまた一つ楽しみが増えました。
(3)参考文献
最後に要望書を作った際に参考にした参考文献をご紹介します。外構の本は写真が多い方が分かりやすいためどうしても値段が高くなってしまうのが玉に瑕ですね、、、(;´∀`) 以下に示す本はどれも自信をもっておススメいたします。
↑ご担当くださった庭師さんの師匠が書かれた本だとか。綺麗な写真と分かりやすい章立てでまとめられた素晴らしい本です。
↑有名な本。85のアイデアがあり必ず学びがあります。マストバイ。
↑ただの図鑑ではなく、どういう木と合わせると良いかなど、レイアウト方法まで解説しているため、植栽計画の際に重宝します。
ということで今回は植栽についてでした。
植栽については、私もそうでしたが、準備や打ち合わせの内容などイメージしづらい部分が沢山ありました。あくまでも一例ではありますが、本記事がこれから打ち合わせをされる方の参考になれば幸いです。
それではまた。