こんにちは。じょりぱです。
私がネイエ設計さんで和モダンな家をつくるにあたり、参考にした本の中からおススメ10冊を2回に分けて紹介したいと思います。
その① ~間取り編~
1.日本人がいちばん暮らしやすい間取り図鑑
2.暮らしやすい「間取り」づくりのヒント
3.小さな家を建てる
4.片づけの解剖図鑑
5.100均で一生散らからない部屋をつくる
その②~デザイン・植栽編~
6.住まいのデザインノート
7.最高に美しい住宅をつくる方法
8.陰影礼讃
9.荻野寿也の「美しい住まいの緑」85のレシピ
10.植栽大図鑑
今回はその①、間取りについて参考にした本たちです。
1.日本人がいちばん暮らしやすい間取り図鑑
古参の設計事務所、フリーダムアーキテクツ。年間400棟の住宅設計をしており、建築設計事務所では最大規模。お手頃な値段でデザイン性の高い住宅を設計するのが特徴な事務所です。
注文住宅の家づくりなら建築設計事務所フリーダムアーキテクツデザイン (freedom.co.jp)
・内容
1章 リビング・ダイニング、2章 キッチン、3章 洗面室...などと部屋別に間取りを掲載しています。1ページ1例、完結型なので、好きな箇所から読むことも可能です。間取りを示しつつも着目ポイントを明確にした解説でとても分かりやすいです。1ページの3分の2程度が間取り図や写真で構成されており、大変直感的で読みやすい構成になっています。
・お気に入りポイント
”キッチンとサニタリーを近づけて家事動線をコンパクトに”
”ヌックとスタディーコーナーで子供の居場所をつくる”
など、いつくかの内容は我が家でも参考にさせていただきました。
また、”部屋から車が鑑賞できるギャラリーとしてのガレージ”
など、夢の間取りを見ながら妄想を膨らませるのも楽しかったです。
・こんな人におススメ
検討初期に読んでおくことで、いままでなんの変哲もなかった間取り図から強弱を感じ取れるようになり、より生きた空間としてとらえることができるようになります。
色々な間取りとその解釈を知識として入れておくことで、いざ我が家の間取り!となったときにテンパらず、タイムリーに反応することができるようになると思います。
・その他
実はこの本、フリーダムに訪問すると無料でもらえることがあるようです。一度デザインが得意な事務所はどういった間取りを描いてくださるのか?の勉強も兼ねて是非モデルハウスなどへのご訪問をおススメします。土地探しのアプリなどももらえますよ!
2.暮らしやすい「間取り」づくりのヒント
複数の建築家や設計事務所の協力のもと作られている本で主婦の友社から出ています。プロの視点を学べる本です。
・内容
間取り、動線、窓、暮らし方など、フリーダムの本とはまた別の切り口でまとめてあります。 100以上の例が載っており、こちらも効率的に良い知識を得ることができます。
写真もありますが、手描きのパースや間取り図が柔らかい雰囲気を醸し出しててGOODです。
・お気に入りポイント
”窓や照明は低い位置につけると落ち着いた空間になります”や”ベッドの場所を決めておき、それに合わせて照明計画を立てましょう”など、検討中期くらいにも必要な、少し細かい知識まで書いてあり、もうひとひねり!ができるアイデアが沢山あります。
家ができてから寝るときにダウンライトが目に入って眩しい、、、など、私の友人もまさにこの本で挙げられているミス(?)をしていました。彼にも早くこの本を紹介できていれば、、、
・こんな人におススメ
検討初期~中期で実際に間取りをひき始めている方におススメ。一冊目としては具体的すぎるかもしれませんが、二、三冊目としてはとてもGOOD。実際に検討中の方には目から鱗の連続で非常におススメです。
3.小さな家を建てる
・内容
都市部での設計経験を活かし、10坪前後の狭小住宅を取り上げて間取り紹介をしています。ネイエ設計にも通じるものがある"シンプルナチュラルモダン”な建築が多いです。
見開き完結型で、解説&大きくきれいな写真が載っており、読み物(図鑑?)としても楽しめます。
・お気に入りポイント
”玄関は木製ドア+庇”や”心地よさの決めては「光と影」”など、デザイン的な話が多いのがGOOD。本として美しいです。
”建築制限を逆手にとる”は我が家でも日射制限を逆手にとり、二階を低めの勾配天井にした際の参考になりました。
・こんな人におススメ
狭小住宅の本は土地が小さい方用...ではありません。この本には広く見せる方法や収納の考え方など、狭小住宅を得意としていたからこそ極められたアイデアが沢山載っており、それらはどんなに大きい家に対しても応用可能なものばかりです。
また、”奥への期待感をもたせる”など、狭小空間に詰め込むことではなく、デザイン的な視点でのアイデアが沢山書かれていますのでデザインを深めたい方にも大変おススメです。
4.片づけの解剖図鑑
一級建築士の 鈴木信弘さん。神奈川県を中心に活動されている方です。
横浜の建築家・建築設計事務所(有)鈴木アトリエ一級建築士事務所/トップページ (suzuki-atelier.com)
・内容
この本で書かれているのは綺麗にする裏技!みたいなことではなく、住宅の設計計画時から仕込んでおくべき部分です。物事はなんでも表面的な対処ではなく、そうなるようにシステムから構築する!のが有効です。(会社勤めの方なら誰しもがそう思った経験があるはず!) それを面白おかしく表現した本で、サクッと読めてしまいます。
”玄関 ~港には、巨大な倉庫がお似合いです。~” のように、分かりやすいキャッチフレーズとイラストが描かれており、記憶にも残りやすい。たまに的を射すぎていてくすっとしてしまうところもありGOOD。
・お気に入りポイント
各ページにおいて必ず副題があり、 それがほんとに秀逸。
”洗濯物~「干す」と「たたむ」の間で。~” では、洗濯に必要な動作を整理し、バルコニーに干す場合、室内に干す場合など、複数の解説をしてくれています。我が家の室内干し間取りはこの本から着想を得たといっても過言ではありません。
・こんな人におススメ
検討初期~中期で間取りを検討中の方におススメ。収納は考えなきゃいけないけどちょっと面倒で後回しになりがち。そんな内容を面白おかしく書いているこの本は敷居の低さもとても素晴らしいです。家ができてしまった後読むと後悔するかも。。。?w
5.100均で一生散らからない部屋をつくる
・内容
玄関、水回り...などエリアごとに使える100均アイテムを使った収納術の紹介です。
とてもポップな作りで写真がほとんどなのでとてもライトな読み物です。
”床にモノは置かない”、”テーブルリセットを心がける”などズキュンと痛いところをつかれます。さて、、、100均にでも行ってくるか。
・お気に入りポイント
”一度着た服用のスペースをつくる”など、間取りに関わる内容もあったりします。この本を読んでいたおかげで、我が家は一階に平日スーツをかけておけるロッカーが出現しました。
・こんな人におススメ
人には言えないけど、、、片づけが苦手で本を読むのも苦手、、、というそこのあなた!!おススメです。ポップな作りで写真が大部分を占めるこの本なら一瞬で読み終わります。また気軽に実践できるのも良いですね。失敗したとてコストは100円なので。
家に住んでいる方どなたにもおススメできる本です。
以上、まずは間取りに関する本5冊をご紹介いたしました。どの本も大変おススメです。リンクをつけておきましたので、興味があったものは気分がのっているうちにポチっと押してしまいましょう。よろしくどうぞ。
次回はデザインについてです。
お楽しみに!