水彩画 ~その④:動かざること山の如し~
こんにちは。じょりぱです。
今回も水彩画あげていきます。
テーマは山!
山を描くにも色々な知識が必要です。
私もまだまだ勉強中ですが一緒に学んでいきましょう。
まず一般的に遠景に山を描く際のコツは薄く、ぼかして、シンプルにと言った感じです。
あまり彩度は上げすぎない方が良いでしょう。(=白黒に近い感じの色)
こんな感じで完全脇役。遠くに見える山はこんなんで良さそうです。
う~ん、それにしてもハワイアン!
これは中距離の黄色い紅葉を強調するために、山と水を青で塗り挟んでいます。補色のテクニックですね。
空気遠近法的にも遠いものは薄く青みがかってきますのでやはり青系で彩度低めの色は遠くの山として相性が良さそうです。
そしてこれも紅葉引き立て役の山なので、あまり描きこまずやっぱりシンプル化して描いています。
翻ってこちらはもうちょい山が主役気味です。
尾根を挟んで日向日陰を強調して描いています。
紙面右奥から山の間を通って降りてくる光が表現できていますでしょうか?
日向日陰を表現する際は基準の色に対し、日向側は暖色を、日陰側は寒色を混ぜることで表現します。
透明水彩なら乾いたあとに色を重ねてしまうのもアリですね。
今度は雪山の例です。
実は寒いところは空気が澄んでおり遠くの景色もはっきり見えるんです!
全体を寒色でまとめた寒い系の絵には有効なテクニックです。
ふもとの方をぼかすことで距離を表現しましょう。
手前に近づくにつれて木の詳細を描いて距離感を表現しています。
中距離の山は軽く濡れているうちに木を描くといい具合にぼやけてくれます。Wet in Wetなんて言われる技法ですね。
山を描くときはこんなことを意識しながら描いています。
と言いながらまだまだ練習が必要ですね。。。
より良い絵にするために是非コメントいただけたら幸いです。
最後にクイズです。
ババン!!
この絵、何か分かりますか?わかる方は結構その手のマニアかもです。。。
是非分かった方はコメントに!!
って書いてくださる奇跡の方は果たして現れるのであろうか。。。ヒントは天国?
それではまた。