【施主ブログ】 じょりぱ 自然素材の家

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じょりぱです。ネイエ設計さんと和モダンな家建ててます!

お部屋のカラーコーディネート ~必要な知識一気出し!~

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こんにちは。じょりぱです。

 

何を隠そう私カラーコーディネーターと色彩検定の2級を持っております。

 

なぜかというと、、、単純な趣味!!

色に興味があったので2年かけてノンビリとってみました。

まぁ普段から設計者として使わないこともないし、、、

 

ということで今回は部屋のカラーコーディネートについて。

 

 

以下の内容を一気に見ていきます。

・床、壁、天井の明度

・ベースカラー、アソートカラー、アクセントカラー

・進出色、後退色

・暖色、寒色、中間色

・面積効果

・色彩心理

   必要な知識一気出しですぞ!!

 

それでは順にみていきましょう!

 

【床、壁、天井の明度】

一般的に明度が高いと広く、軽く感じます。

明度が低いと狭く、重く感じます。

 

これらより、床⇒壁⇒天井と順に明度を上げていくと、空間として下が安定していて、上に広がるようなイメージになります。これがインテリアコーディネートの基礎中の基礎になります。

 

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例えば私の風呂場はこのような感じ。上に行くにつれて明度を上げていくことで圧迫感が出がちな風呂場の”抜け”を良くしています。

また、このお風呂の例では微妙ですが、天井と壁の境目は縁取りを無くすことで曖昧さを出し、より広く感じさせることができます。

縁取りされていると良くも悪くも空間の境目がくっきりわかっちゃいますよね。

 

明度が低い例として、、、私の書斎の壁紙はこの色です。


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あえて明度をぐっと落とすことで秘密基地感を増しています。広さよりもむしろ囲われていることによる落ち着きがでますよね。

 

 

【ベースカラー、アソートカラー、アクセントカラー】

大面積(床、壁、天井)を占める色がベースカラー中面積(ソファ、ラグ、カーテン)のものがアソートカラー小面積(クッション、置物)のものがアクセントカラーと呼ばれます。

 

ベースカラーには低彩度高明度(明るくて白味が多いもの)のものアソートカラーにはそれよりもやや彩度が高いものアクセントカラーには高彩度だったり真っ黒だったり真っ白だったり、目立つものを、それぞれ,6:3:1あたりの面積比になるようにすると良いと言われています。

 

例えば床、壁、天井を薄いピンクにし、床の一部(ラグなど)で少し彩度が高いピンクを、最後にクッションで緑を、、、みたいな感じです。

 

ただ実際に部屋を必ず3色で作る!と言われるとなかなか制約が強くなってしまうので、ある程度は目をつぶっても良いかなとは思います。その場合はベースカラーを2色に!など自分の中で分類を持っておくとバランスが崩れなくて良いですね。

 

大切なのは

①ベースカラーとアソートカラーに統一性があり、落ち着いた色であること

②アクセントカラーはしっかりと目立つ色を使い、大量に使いすぎないこと 

 

だと私は思います。目安として壁紙や床を考えるとき、ちょっとシンプルすぎ??って思うくらいがちょうどいいです。

 

アクセントカラーのアイテムは家を作ったあとからでも選べます。季節に合わせて変えていくのも良いですね。

 

アクセントカラーを選ぶ際はベース/アソートカラーと捕色の関係にあるものなどを選ぶとより空間に強弱がついてきます。

赤系なら緑

黄色、茶色系なら青

みたいな感じです。

 

 

【進出色、後退色】

色には実際の位置より近くに見えるもの=進出色、と遠くに見えるもの=後退色があります。具体的には

進出:赤、オレンジ、黄色

後退:青、青紫

などです。

 

青い車が事故に合いやすいというデータもあります。後退色でもっと遠くにいるように錯覚してしまうのですね。

 

これらをうまく使うことによって空間の距離を調整できます。

例えば部屋を広くしたいのであればアクセント壁の色を青系にする、落ち着いた空間をつくりたいのであれば赤系にする、などです。

 

赤!とか青!とか言っていますが原色じゃなくてもいいんですよ!

 

壁紙の中には「うっすら赤みがかった白」や「青っぽい灰色」などなどわずかなニュアンスが入ったものが沢山あります。これらをうまく調整することによりバレないように空間をコントロールするのです!!

 

 

【暖色、寒色、中間色】

赤みが強い色を暖色青みが強い色を寒色といい、その間(緑や紫など)は中間色と呼ばれます。

 

一説では暖色は交感神経に、寒色は副交感神経に作用するなんて言われていますので、これらを考えどういった色を採用するべきか考えるのもよいでしょう。

 


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再度登場したこの写真。我が家の部屋の位置的に寒くなりそうな風呂場には茶色を床に、赤みがかったエクストラトラバーチンを壁に使い全体的に暖色の空間にしています。

この写真だけでもなんとなく温かみを感じませんか?

 

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 また我が家の内壁はこの色のジョリパット。うっすら緑が入ったグレーです。なんとも表現しづらい絶妙な色。

 

この色、中間色で温度はありません。

なので周りの色に応じて温かくなったり涼しくなったり。光の種類に対して温度や表情を変えていきます

 

 

【面積効果】

面積効果とは、「明るい色は面積が大きくなるほど明るく見え、暗い色は面積が大きくなるほど暗く見える現象」のことです。これよく壁紙で起こる「思ってたのと違う!」問題になるやつです。

 

アドバイスとしては、明るい色を選ぶときは、ワントーン暗めの色を暗めの色を選ぶときは、ワントーン明るめの色を選ぶことです。

 

しかしながら最大の予防はできるだけリアルサイズに近いモノを見るということです。

例えば壁紙なんかはモデルハウスや住まいの見学会などで直接見れますよね?その時にいいなと思った色を控えておきましょう。

 

私もこのような知識がありながらやっぱりサンプル板とモデルハウスの外壁の色が違うように見えて直接比較させてもらったことがあります。正直これはもう想像ではまかないきれません。できるだけハウスメーカーさんにお願いしてモノを見るようにしましょう。

 

 

【色彩心理】

いままで述べてきたことに加え、色にはイメージがあったりもします。

 

例えば、青⇒水、緑⇒森、茶⇒土などなど。このイメージを活かすのもよいと思います。

 

私の家では水場であるキッチンや洗面、トイレに青のタイルを入れ水場であることを暗示しています。その空間に立ち入った瞬間に本能的に水場とわかるようになっています。また、青系は寒色なので空間が寒くなりすぎないよう暖色の茶色がわずかに入るタイルを選んだりなどの工夫もしています。

 

 

 

以上、いかがだったでしょうか?

 

今回それぞれの内容をサクッとまとめたのですがそれでもこれだけの量があります。

是非色々なことを考えながらカラーコーディネートをやってみてください。

 

 

ちなみに、これらはあくまでも教科書です。

 

ぐちゃぐちゃ言わずに好きな色は○○!

とか、

あえて不安定な空間にしたい!

とか、

感覚で決める!

など。

人によって解はさまざまです。

 

サクッとこれらを一度頭に入れたうえで、何を優先して決めるかは結局あなた次第。

この記事は検討を始める際の”とっかかり”としてお使いください。

 

 

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